「産後の体は全治2ヶ月の重傷と同じ」
そんな言葉を耳にしたことはありましたが、実際に経験したそれは、想像を絶するものでした。
こんにちは。2児の母であり、整骨院で12年勤務しているあかさんです。
今この記事を読んでいるあなたは、バキバキに固まった肩を回しながら、あるいは泣き止まない我が子を抱っこしながら、限界に近い状態でページを開いてくださったのではないでしょうか。
私自身、プロとして数多くの患者さんを診てきましたが、いざ自分が出産してみると、たった3キロの赤ちゃんの重さに愕然としました。
「12年もプロとして働いてきたのに、自分の体さえままならないなんて……」
夜泣きが激しく、抱っこでしか寝てくれない我が子を前に、寝不足と肩の激痛で涙がこぼれた夜は一度きりではありません。
なぜ、産後の肩こりはこれほどまでに過酷なのでしょうか?
実は、単なる「抱っこ疲れ」だけが原因ではないのです。
産後の肩を「岩」にする3つの正体
1. 姿勢の崩れ: 妊娠中からの「猫背・反り腰」の蓄積
2. 筋力低下: ダメージを受けた「インナーマッスル」の機能不全
3. 自律神経: 休まる暇のない「精神的ストレス」と「睡眠不足」
これらが複雑に絡み合い、あなたの肩を「岩」のように固くしています。
この記事では、2度の産後を乗り越えたママとして、そして体の仕組みを知り尽くしたプロとして、「ボロボロの体でもこれだけはやってほしい」という、本当の意味での解消法をお伝えします。
妊娠中から続く「姿勢の崩れ」をリセットする

産後は、授乳、おむつ替え、沐浴と、前かがみの姿勢が24時間続きます。
私も暗闇で授乳しながらスマホを眺める時間が唯一の息抜きでしたが、それがさらに肩を石にしていきました。
【道具不要!寝る前・授乳の合間にできる3ステップ】
• 肩をギュッ!からの脱力
座ったまま肩を耳に近づけるように思い切りすくめて5秒キープ。
一気に「ストン」と脱力します(3回)。
一度縮めることで、筋肉は最大限に緩みます。
• お尻の後ろで「引き下げ」
お尻の後ろで手を組み、斜め下へグーッと引っ張って5秒キープ(3回)。
胸が開き、呼吸が深くなります。
• 意外な盲点!「腕のストレッチ」
手のひらを上に向け、反対の手で指先を手前(自分側)に引きます。
抱っこで酷使した腕を緩めると、驚くほど肩が軽くなります。
ダメージを受けた「インナーマッスル」蘇らせる

経膣分娩でも帝王切開でも、体幹を支える「インナーユニット」のダメージは避けられません。特に腹横筋・骨盤底筋が機能しないと、骨盤が支えられず、結果として肩に余計な力が入ります。
【産後、最初の一歩は「腹式呼吸」から】
仰向けで膝を立て、お腹に手を当てます。
1. 8秒かけて鼻から吸い、お腹を膨らませる。
2. 24秒かけて(無理ならできる限り長く)「ふーっ」と口から吐き切る。
無理なく数回繰り返しましょう。
慣れたきたら回数を増やしてみてOK!
これが、崩れた姿勢を土台から立て直す「最も優しい運動」です。
「戦闘モード」のスイッチを切る

育児中は常に「息してるかな?」と神経を研ぎ澄ます毎日。
自律神経は常に「交感神経(戦闘モード)」が優位になり、体はガチガチです。
「誰かを頼って」という精神論も大切ですが、物理的に首の後ろや腰(仙骨あたり)を温めるだけでも、リラックスのスイッチ(副交感神経)が入りやすくなります。
【寝たままできる!背骨の回旋エクササイズ】
1. 横向きに寝て、股関節と膝を90度に曲げる。
2. 両手を「前ならえ」のように合わせる。
3. 上の手を、大きな円を描くように背中側へ開き、目線で指先を追う(左右各5回)。
今日も1日、本当にお疲れ様でした
産後の肩こりは、あなたが必死に命を守っている証拠です。
整骨院で多くの方を診てきた中で、「これなら続けられる」と確信した、本当に効果のあるものだけを厳選しました。
どれか一つ、気が向いた時だけで大丈夫です。
少しでもあなたの体が軽くなり、笑顔で赤ちゃんを抱きしめられる時間が増えますように。
今日も1日、本当にお疲れ様でした。


コメント